心配で眠れない不安を解消するアート鑑賞法

心配で眠れない不安を解消するアート鑑賞法

人間は不安の中では生きていけない。
人間は我慢が苦手で自由を好む生き物。
人間は良くも悪くも共感性が強い動物。
どうも落ち着かない社会情勢の中でも私達は日々の暮らしを淡々と続け、生きていかなければならなない。
しかし、どこかに心の拠り所がなければ心身のバランスを崩してしまいかねない。
心配事で夜も眠れなくなり、軽い睡眠不足になる可能性もあります。
心のなかに小さな負のマグマが溜まって、いつか噴火してしまうかもしれない。すでに噴火している人もいる。
人間は本能的には他の動物と同様に、つねになんらかの行動しなければ生きていけない生き物です。ずっとじっとしていることは苦手です。
ウイルスの影響で安易に外出もままならない状況であり、人との接触も制限される中で、どうやって心身のバランスをとればいいのでしょうか?

それを解決するのがアート作品の役割なのかもしれません

目次

心の深い部分にアクセスする、そして導く

私はアートには不安を解消し、心身のバランスを整える効果があると思っています。
特に私が取り組んでいる「切り絵」というジャンルの作品には、制作した本人が思う以上に観る人のに与える影響が大きいのではないかと考えています。

切り絵には、黒い紙を切って、その裏から和紙や色紙を貼った平面的な作品もあれば、切り抜いた部分が透過したままの半立体的な作品、切り絵を折って立体造形として作られた作品など多様に富んでいます。
作風はいろいろありますが、全てに共通することがあります。
それは「ハサミやナイフで切るときにできる紙のエッジや、そこに生まれる紙の影」ができることです。
この紙とその下の影の隙間に自分の不安定な心を滑り込ませるように、切り絵を鑑賞します。
集中力はいりますがそうすることで切り絵の中にふわふわと漂う自分自身を感じることができて、とても気持ちの良い精神状態になるでしょう。

光の方向や強弱でゆらゆらと変化する切り絵の印象が、新たな自分の側面を発見したり、不安解消の緒を見つけることにつながります。

自分からは何も答えを求めず、何も考えること無くただ切り絵と対峙すればいい。絵の中に没入することで、心の深いところにある意識にアクセスできて必要な答えを導くことができるでしょう。

癒やされる効能がある切り絵の選び方

本当に効果を得たいなら、切り絵ならなんでも良いわけではありません。
大切な条件があります。
それは…

切り絵に描かれた内容が、自分の心にフィットしていること。
第一印象で自分の心の琴線に触れる何かを感じた切り絵であること。
人から贈られたものではなくて、自分で選んで購入した切り絵であること。

私はこれからも誰かの心の琴線に触れ、助けになれるような作品を作っていこう。この記事を入力しながら強く思いました。

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