B5,A4サイズの作品を制作するのに消費するナイフの替え刃は、だいたい70本~100本ぐらい。
切り絵としては、ちょっと厚めの紙を使用しているので、少し紙を切るとナイフの刃が走らなくなるから、その度に取り替える。
ペンを走らせるような軽いタッチでナイフも走らないと、どうもストレスがたまってしまう。
ザクザクという感触ではなく、シュルシュルという感じ。
厚めの紙を使うのは、好みっていうのもあるけど、切り絵を触った時の指の感触が独特なのと、平面に置いてもうっすらとできる影がいいから。
そして切り絵に使ったナイフの刃は、使い捨てにせずに、包丁などと同様に刃先を砥石で研いで、また何度も使用します。
そうやって道具を大切に使っていると、道具が喜ぶというか、さらに良い作品を生み出してくれるような、そんな感じがするのです。