切り始める部分について~切り絵の制作思考~

切り始める部分について~切り絵の制作思考~

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どこから切り始めればいいのか?

切り絵の下絵が完成したら、それを黒い用紙にスプレーのりを軽くサッと吹き付けて貼り付けます。
これで紙を切る準備が整ったわけですが、さてどこから切り始めればいいと思いますか?

初心者の方は端から切り始める人が多いそうです。私も最初はそうでした。
しかし端から切り始めると最初のうちは良いのですが、そのうち紙の強度がなくなってきて紙が千切れたりすることがよく起きるようになります。

切り絵の制作では、常に「紙の強度」を頭に入れながらどの部分を切れば良いかを頭で計算しながら進行する必要があります。

一番緊張し、重要な部分から切る意味

私は基本的に中央部分から切り始めます。
特にその絵のモチーフの主役の顔部分から切ります。

顔は一番神経を使うし、難しい部分です。一番最後に残して切ったほうがよいのでは?と考えると誰でも思います。

しかし私は、いつも切り始めは顔付近からと決めています。
なぜならここがうまくいくと、俄然やる気に拍車がかかるからです。特に目と口元が思い通りに切れたときは、神様から「よし、切り進んでいいよ」と語りかけてくるような承認されたような気持ちになります。

反対にここでうまくいかないと、全体的に最後まで切り進めることができません。切り上がった部分を見て、違和感を感じたときはそのまま進めても結局はうまくいかない。結局失敗作となります。

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