目の疲れと老眼、年令を重ねるごとに見る対象がぼやけることは避けられない
40代までは老眼でもなく、目が疲れるということもそんなになかったけど、50代となると老眼も入り、目も疲れやすくなります。
1時間ぐらい集中して切り絵を制作していると、だんだん視点が定まらなくなり、デザインナイフの刃先がどこを切っているのか、ぼんやりして分かりにくくなります。
ぼんやり視界を解消するためには、視界を明るく照らすこと
作業効率も落ちるしやりにくいなぁと思っていたところ、手元を照らすライトとトレース台を使うと良いということを聞いて使い始めて、今は手放せないでいます。
トレース台はライトテーブルやライトボックスとも呼ばれていますが、外観も機能も同じです。
懐中電灯やポータブルライトで手元を照らすことは、細密画でもよくやられている手法です。さらにライトテーブルを使うと何がいいのかというと、紙の裏から光があたることで切り口がくっきりと浮かび上がってくるのです。
紙に刃先を刺した段階から、光が漏れてくるので自分がどこを切ろうとしているのか、とてもわかりやすい。
切り絵には黒い紙を使うことが多いから、とても分かりやすくなります。
年齢的に目が疲れやすくなるのは仕方がないですが、トレース台で作業効率が上がるのは実感できます。
トレース台の選び方と購入時に気をつけること
トレース台はA4やA3サイズなら比較的安価に手に入ります。比較的小さな作品が多いならA4サイズで十分ですが、大きな作品も作る場合はA3とA4の両方を揃えたい。
購入時に気をつけることがいくつかあります。
電気を供給するUSB端子の形に注意してください
今は端子の形がタイプCが主流ですが、小さいmini USBやmicroUSBだと接続部分が貧弱でぐらついたり外れやすいものがあるから、商品レビューなどをよく読んでから購入しましょう。販売されている商品は殆どが中国製なので、品質も千差万別です。商品レビューに「カチッと固定できる」「コードが邪魔にならず外れにくい」などの表記があるものを参考に選ぶといいでしょう。
明るさの調節ができるものを選ぶ
周りの環境や時間帯によって明るさを調節できると、目の負担を軽減することにもなります。
また最大光のままだと本体が熱を持って熱くなるので故障の原因にもなります。
薄すぎず、厚すぎないものを選ぶ
薄くなるほど軽くて扱いやすくなると考えがちですが、反面歪みやすく割れやすくなります。
光を透過するカッティングマットを購入すること
最後に忘れてはいけないのがカッティングマットです。
光が透過するように半透明のものが販売されているので、一緒購入しましょう。
完全に透明のものが良ければ、厚めの透明デスクマットを適当な大きさに切って使うといいでしょう。