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知識は智恵を育む糧にすぎないことを知る
多くの出来事、多くの情報に翻弄され、迷いながらも人生の歩みを止めることはできません。
昔と違って知識を得ることは、とても簡単になりました。
キーボードを叩けば、個人では処理しきれないほどの知識が集まります。
学校の教育、親の教育もいつの頃からか「知識」を優先するようになりました。
しかし、知識だけに頼ると生き方に<歪み>がでてきます。
待っているのは、歪んだ未来・・・。
知識は人生の糧として必要なものです。
そして、幸せな人生の未来をもたらすのは智恵なのです。
智恵を使って、得た知識を適材適所に利用すること。
人生の悩みも進路も、ブログに何を投稿するのかも、借金の返済も、得た知識をそのまま鵜呑みにしてはいけません。
さらに智恵を育むのは、知識ではありません。
日々の暮らしの中で起きる出来事や、自分の思考を感じ取る<感性>です。
この作品では、健やかに育まれていく智恵の樹をイメージしています。
つい忘れがちになる感性を画像として頭にインプットしながら、自分が求めている言葉を捉えてください。
そしてこの作品の楽しみ方は、中央が樹の洞のような空間があることで、背面に小物を置けばさらに印象をかえることができます。
切り絵単体でも美しいものですが、切り絵の後ろにLEDロウソクを配置すれば、ほのかな光の揺らぎが幻想的な演出になります。
そう、まるで樹海に灯る生命の光のような印象です。
下描き通りに完全に切ることはありません。頭の中のイメージが最優先です。
背景に森の写真を重ねたらどうなるかな?と実験中。
光があたり、影ができるととても印象的になりますね。
さり気なく蝶や草花のシルエットを切っています。