櫻坂46と欅坂46から死と再生の日本人の宗教観を見る

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日本人の原始宗教観にも通じる欅と櫻という樹木

欅と櫻といえば、欅坂46と櫻坂46を思い浮かべてしまう。アイドルの枠には収まりきれない独特の世界観とずば抜けたパフォーマス力を合わせ持つグループとして、私は目を離せないています。

このグループのプロデューサーである秋元康氏は、なぜ日本人に馴染み深い樹木の名を採用したのか? 欅と櫻という樹が意味するものを手繰っていくと、このグループの存在意義と将来が垣間見える様な気がします。

欅も櫻も日本人にとって古来から暮らしを支える神が宿る樹、または神の依代となる樹として親しまれてきました。とても神聖な樹木なのです。

欅はとても強靭で硬い性質を持った樹で、美しい木目を持つことから高級家具や社寺の建築には欠かせない建材。特に木目は自由奔放に波打っており、奇怪な模様が飽きさせない。

欅坂46は平手友梨奈をセンターに、強烈なインパクトを社会に与え続けましたが、同時に掴みどころのない不安定感が常に付きまといました。
心も体も成長期にあるメンバー達が抱く情熱と創造性は誰にも真似出来ない武器となったが、その刃は自分自身の心にも向けられて、虚無感を産み不安定な脆さを抱えるグループになってしまいました。
平手友梨奈という心材を失った欅の大木は、とても脆くて自身を再生する力も尽きてしまいました。

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そして倒れた欅の樹に落ちた櫻の種が芽吹くように誕生した櫻坂46は、希望に満ちた春を思わせるように、静かに華々しく活動を始めました。

櫻は樹木の中では変異種が多く誕生し、様々な種類が存在します。それはメンバー各自の個性を思わせ、期待が高まります。
櫻の華はひと時に満開となり、やがて散って大地を薄い桜色に染めます。そして若葉が芽吹き、実を育み、四季折々に違う姿を見せてくれます。それを繰り返しながら成長し、まさに変幻自在で飽きさせない。
だからこそこれからの欅坂にも期待してしまう。

櫻は大地に豊かな実りを叶えてくれる神が宿る樹です。櫻坂46は人々に幸せという実りを与える存在になるのではないかと、秘かに思っています。

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