境内に置かれたびわこ大鯰(ナマズ)の石像が印象的な神社。
なぜナマズが祀られているのか?といえば、こんな伝説があります。
正元元年(1259)、地震をともなう大雨が続き洪水となり、社殿が浸水した時に大鯰が現れ神主が退治したところ、たちまち雨がやんで晴れてきた。
また、生保三年(1646)、降雨が少なく農作物に害虫が異常発生したため、困って害虫駆除の祈願をしたところ鯰が現れ害虫を食い尽くしてくれた・・・ということから藁園村の人々は防災のお守りとしてナマズを祀るようになったのだとか。
私は「藁園」という名称に心を惹かれるのですが、由来を調べても出てこない。藁を使った産業がさかんだったのか? 地域で一番稲作が広範囲に行われていたのか? などと勝手に想像をしてしまいます。
●藁園神社の概要
所在地 滋賀県高島市新旭町藁園2060
主祭神 素盞嗚命
創建 応永4年(1397年)