仏画作品– category –
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技芸に励み学ぶ人の意欲を支える八臂弁財天
弁財天(通称・弁天さん)は、水の神として池や滝の側に祀られることも多く、音楽の神として琵琶を奏でる姿がよく知られています。 仏教に限らず、日本神話に登場する宗像三女神の一柱である市杵嶋姫命(いちきしまひめ)と同一視される事も多い。また世界... -
十一面観世音菩薩
1つの仏面(究極的理想としての悟りの表情)、3つの菩薩面(慈悲深いお顔)、3つの瞋怒(しんぬ)面(厳しいお顔。別名、忿怒面)、3つの狗牙上出(くげじょうしゅつ)面(唇の間から牙を出したお顔)、1つの大笑(だいしょう)面(大口を開けて笑う... -
孔雀明王
人間の三毒を呑食し、衆生の業障罪悪、諸病痛を除くことを本願とする孔雀明王。孔雀を神格化して仏の姿として表現しました。 マット調の金色の用紙をベースに下絵を描いて切っています。背景は孔雀の飾り羽をイメージした色彩を木製のボードに着色していま... -
日光菩薩
日光菩薩の切り絵は、薬師如来から若い菩薩二人に「少し修行してきなさい」「あそこに救いを求めている人がいるから行ってきなさい」と使命を与えられて旅立つ姿を絵にしたいと思って作りました。有名な仏像や仏画にあるような悟ったような姿では描かずに、まだ若くてなんでも学び吸収したいという意欲に溢れた姿をイメージ。そして若さゆえの少し不安な表情も持たせました。 -
月光菩薩
日光菩薩と対で鑑賞してほしい月光菩薩の切り絵です。 月光菩薩は月光遍照菩薩とも呼ばれ、月の光のようなやさしい慈しみの心で煩悩を消すといわれています。 仕える薬師如来から、修行の旅へでた日光菩薩と月光菩薩。 今回の切り絵は、救済を求める人の心の内面に寄り添い、一緒に歩みながら学び成長する若い月光菩薩の姿をイメージしています。 -
火焔不動明王
不動明王は五大明王の一つで、大火炎の中に座し、剣と縄を持っている仏です。 密教の教義では、大日如来が、悪魔・煩悩の調伏のため、怒りの相を表したものとされています。 誰しも人生を歩んでいく中で、嘘をついたり、人として間違った行動をとってしまったりと、何かしらの過ちを繰り返しながら成長をしていきます。 ただその犯してしまった過ちに引きずられて後悔に苛まれてしまっては、とても不幸な人生を歩んでいくことになります。 不動明王は間違いを犯した己自身を叱咤する仏でもあると同時に、熱い火焔で激励する仏でもあると考えています。 だから、これからの人生、今から歩み始める人の背中を押す激励の仏として、不動明王の作品を作ってみようと思いました。 -
言魂切り絵:地蔵菩薩の修行像
2016年は地震などによる天災をはじめ、歪んだ人間性が発端の悲惨な事件、終わらない戦争など、世界の様々な所で人々の祈りの声が聞こえてきます。特に日本では、その祈りの矛先が社会不信や、政治不信に向かい、他力本願の傾向にあるように思います。 地蔵... -
言魂切り絵:地蔵菩薩
地蔵菩薩は、お釈迦様の修行中の姿を表していると言われています。 私はこれまでいろいろな仏像や、仏画で表現された地蔵菩薩像を見てきました。 その中で感じていたことがあります。 どの像を見ても、すでに悟った姿をされている、という疑問です。 元々...
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