技と創意– category –
アートに関して思うことや美術鑑賞、展覧会参加情報など
Thoughts, intellection and wisdom.
-
なぜ作るのか?
成長したいという想いが強ければ強いほど、満たされない気持ちにストレスを感じたり、重荷になってくるもの。そんな時にふとしたきっかけで出会った言葉や文字が、心の支えとなり、背中を押してくれる。私は、その人の心の奥深くにある「希望」の代弁者で... -
何にも束縛されず自由であること。
今、制作している作品です。こんな言魂をイメージしながら、制作をしています。何にも束縛されず自由であること。ただひとつの存在として、この世に立つこと。親の姿を通じて、生き抜くための愛と喜びを学ぶ。本来、人間の生きる姿とは、そうあるべきもの... -
言葉の意味と言魂
言葉の意味を知りなさい。言葉の意味をよく考えなさい。幼い頃から親や教師にそう言われながら育ってきた。でも「言葉の意味」の意味って何だろう?いつの頃から、そんな風に言葉の源を追うようになった。 その源のことを「言魂」というのだと知ったのは... -
明るいシステム倶楽部さんで、切り絵の魅力を語る
先日、大阪で中小企業の支援をされているNPO法人「明るいシステム倶楽部」さんにて取材を受けました。3分ぐらいの短い映像ですが、その中で私が制作している切り絵について語っています。どうぞご覧ください。 -
切り絵の飾り方、楽しい鑑賞法
切り絵を購入したら、額縁に入れて壁に掛けるのが一般的な方法だと思います。しかし、通常の絵画やポスター、写真などと違って、切り絵は紙が切り刻まれているので、下地が見えたままになります。そこで、切り絵だからできる独特の飾り方や鑑賞法がありま... -
一刀入魂。切り絵に使う道具、刃に込める想い。
刃を使って、紙を切らせていただく。切り絵を制作する時に、最も大切にしていることは、紙に刃を入れる時に同時に心も込めるということ。もちろん下絵を描いている段階で、イメージにはすでに心が入っています。でもそれは、あくまでもイメージに対しての... -
おめでとうは、はじまるのことだま。
毎朝、日の出の数分間をぼぉっと眺めながら、今日はいくつの「おめでとう」が言えるだろうかと思う。「おめでとう」と言われると、なんだかその時から何かが「はじまる」気がするのです。そうか、「おめでとう」は、<はじまりの言魂>なのかもしれない。E... -
空間芸術としての切り絵
きれいな額縁に飾られた絵画は、もう一つの部屋の窓のように、観る者を別世界へと誘ってくれます。版画や切り絵も「枠」にうまく収めることを意識しながら、制作するものとされていました。でも切り絵に関して言えば、紙を切り刻んだその時点で、周りの空... -
なぜ人は絵を描くのか?
なぜ人は絵を描くのか?約4万年前に描かれた絵。「絵」という概念さえなかった時代に、ただ気持ちの赴くままに描いたのだろう。そもそもなぜ「描こう」と思ったのか?古代人になったつもりで考えてみた。そして「それは、知りたかったから」という答えに... -
切り絵に使うナイフの替え刃
B5,A4サイズの作品を制作するのに消費するナイフの替え刃は、だいたい70本~100本ぐらい。切り絵としては、ちょっと厚めの紙を使用しているので、少し紙を切るとナイフの刃が走らなくなるから、その度に取り替える。ペンを走らせるような軽いタッチでナイ...